ヘミングウェイ(1899~1961)は長編作品(『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』『老人と海』など)で有名ですが、短編の名手でもありました。短編作品では彼の氷山の理論(氷上は8分の7が海面下にあり、すぐれた作家は8分の1を書くことで、読者に8分の7を想像させなくてはならない)が実践されています。
シンプルな、中学、あるいは高校1年生程度の英語で書かれていながら、読者は登場人物の屈折した心理、時代背景などを読み解く面白さを味わうことができます。この機会に一緒にヘミングウェイの短編作品を読んでみませんか?
講師 坂野明子(静岡大学教育学部教授を経て、専修大学文学部教授、名誉教授)
開講日 3/6(木) 10:15~11:45
教室 ミナパーク5階 ミーティングルーム1