教養としての日本語の歴史
蔦屋重三郎と狂歌俳諧ブーム

江戸時代は庶民文化が花開きましたが、それは日本語の長い歴史の積み重ねの上に起きたものです。長い間、漢籍が日本の正統な書物とされてきましたが、庶民は漢籍を離れて自分たちの日本語で思考を鍛えていきました。蔦屋は「吉原細見」を手始めに数々の「狂歌絵本」を発行して江戸の出版界をけん引しました。しかしそれが松平定信の「寛政改革」に引っ掛かり身代半減の憂き目を見ます。一方芭蕉の開いた俳諧は多くの歌舞伎役者がたしなむようになります。喜多川歌麿や東洲斎写楽の錦絵はそのことがわかるといっそう面白いです。
※体験会以降も引き続き第2木曜13:15~14:45に開催。ご希望があれば動画受講もできます。
講師名 |
岡林 みどり(北斎研究家) |
開講日 | 2025年 3月13日(木)13:15~14:45 |
受講料 | 3,300円 (税込)※資料代別 |
会場 | フジサワ名店ビル M2階Dホール |
持ち物 | |
その他 |