「はじめてのペン習字」年賀状を手書きで書く!
もうすぐ、新しい年がやってきます!
お正月の風物詩といえばやっぱり「年賀状」。近年では年賀状作成のデジタル化がすすみ、SNSで新年のあいさつを済ませる方も増えているといいますが、こんな時だからこそ、家族・恋人・友人・大切な方へ、あたたかみのある手書きの年賀状を届けてみませんか?
今回は読売書法会幹事の小出静栄先生に、筆ペン・ボールペンで書く年賀状について教えてもらいました!
すべて手書きで書かなくとも、はがきの空いているスペースに一言そえるだけでも相手にきっと喜んでもらえるはず。まずは気軽に文字を書くことを楽しみながらチャレンジしてみましょう!
まずはお手本になる書体・文面を探す
年賀状は「賀詞」、「主文」、「末文」、「後付け」で構成されています。しかし賀詞・主文はいざ書こうと思ってもなかなか思い浮かばないもの。
そんな時役に立つのが年賀状印刷のチラシやHP。年賀状のレイアウトや文面など、参考になる見本がたくさん掲載されています。
文字の書体はワードなどの文章作成ソフトで好きなフォントを入力したものや、フォントの試し打ちサイトを参考にするのも手です。お気に入りの書体やデザイン、挨拶の文を見つけたら、画像を保存・プリントアウトして、お手本を見ながら書けるようにしておくと良いでしょう。
ペンの選び方・持ち方
使用するペンは「筆ペン」もしくは「ボールペン」がおすすめです。
※目上の方へボールペンで年賀状を書くのはマナー違反と思われる場合もあるので、注意しましょう。
筆ペンは基本的には鉛筆持ちでOK。筆ペンはペンを「浮かせる」「沈ませる」ことで、線の太さを柔軟に変えられるという特徴があります。そのため立てるように持つとより書きやすくなります。
ボールペンの太さは賀詞を「1.0」その他を「0.4~0.5mm」にすると書面にメリハリが生まれます。
いざ実践。年賀状レイアウトのコツ
まずは手書きするところを絞りましょう。
・文章、絵柄面を1枚手書きで仕上げ、後はコピーする。
・宛名のみ手書きで書く。
・相手へのメッセージ、イラストのみ手書きで書く。
などなど、なるべく楽に楽しく書けるようにしましょう。
手書きするところが決まったら、前述のお手本を横に置いて書いていきます。書き損じが怖い場合は、鉛筆などでうすく下書きを書いておきましょう。
書面・宛名のレイアウトはいくつかポイントを抑えるだけで、均整の取れた美しい年賀状になります。ポイントを画像にまとめました!
「年賀状」をに元旦に届けるためには、例年12月25日の最終集荷までに出すことが推奨されています。1年に1度のご挨拶なので、松の内(1月7日)までには届くように計画的に書きましょう!
小出先生の教室紹介!
年賀状をきっかけにお手紙をかいたり、お祝い事の際に書く上書き(表書き)をきれいに書いてみたい方におすすめなのが、小出静栄先生のペン習字教室「ボールペンで書く正しい書き方 美しい文字」です。
https://enodenensen.jp/academia/penshuji/utsukushi-moji/
ボールペンで美しい文字を書くコツを、対話で導く美文字講座です。お手本をまねるだけでなく、お好きな詩や歌などをご自分の文字で書いてみましょう。生活の中で役に立つ、仏祝儀袋上書き等も学べます。
「ボールペンで書く正しい書き方 美しい文字」は藤沢駅徒歩3分の湘南アカデミアで開講中です。文字を美しく書くコツ、そして文字を書く楽しさをしっかりと味わえます。
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