アイデア園芸『ディッシュガーデンと寄せ鉢』
アウトテリア民園 井田洋介
12月から新年にかけてはイベントも多く、お花を飾る機会が多い季節です。今回は、テーブルフラワーとしても気軽に楽しめるディッシュガーデンとインテリアにもなる寄せ鉢をご紹介します。
写真①は、ポインセチアをメインに周りに3種類のヒイラギを置き、プミラ(右下の斑入りの小さな葉)でまとめています。この時期らしいグリーンと赤のコントラストの華やかさと足元にある流木の色と質感がバランスよく配置されています。
ディッシュガーデンは鉢と違い、水が抜けないので水やりに注意が必要です。土は根腐れしにくい珪酸塩白土を下に敷き、培養土を乗せるとよいでしょう。流木の手前のハイドロボール(茶色の人工石)のような小さな空間を作ることが広さを感じさせるポイントになります。
写真②は、部屋の一角にミニガーデンのように鉢を寄せたもの。冬になって取り込んだ鉢は窓際に並べるのが一般的ですが、寄せ鉢にすると活きたインテリアになります。使っているのは、カポック(中央後方)、アンスリウム(赤い花)、ポリポジューム(左のシダ)、デイフェンバキア(中央の斑入りの葉)、ヤツデ、など。足元はグレープアイビーで覆っています。寄せ鉢は鉢を見えないようにするのがポイントです。ディッシュガーデンに使う植物は、小さなポットに入っている苗を選びましょう。根の始末が楽にできます。
新年を迎える前に、ディッシュガーデンや寄せ鉢で、ひと味違った世界観を楽しんでみませんか。
【今月の園芸作業】
ポインセチアやシクラメンの管理の違いに気をつけましょう。ポインセチアは明るくてあたたかいところに、シクラメンは明るくて涼しいところに置きましょう。秋植え球根が残っていたら今のうちに。年内なら間に合います。
【お知らせ】
〈冬の草花〉
季節の草花を使った寄せ植えやクリスマスリースで玄関先等を飾ってみませんか。ご来店をお待ちしております。
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