アイデア園芸『庭を考える』

アウトテリア民園　井田洋介

庭は家族みんなの快適な空間。「新たな視点を加えた庭」を楽しみましょう。

スケッチ①

スケッチ①は、巾４ｍ、奥行５ｍ程のもとあった庭をリフォームした例です。アカマツ２本とその木陰にある常緑樹はそのまま残し、大きなデッキを作り、コナラなど２～３株の落葉樹を植えて、四季を通じて楽しめる庭にしました。昼寝ができるベンチは「庭を楽しむ」アイテムのひとつ。木陰などに配置するとよいですね。注目はできるだけ広いデッキを作ったこと。広さを感じさせるばかりでなく、庭全体が木のぬくもりとあたたかさで包まれます。落葉樹を植える時は「冬は日射しが暖かく、夏は涼風が通る」特徴を活かした配置にするとよいですね。

スケッチ②

スケッチ②は、巾５ｍ、奥行き３・５ｍのスペース。枕木をベンチに使ったり、カシ、モミジなどの雑木がガレージにある車の無機質さから切り離す役割をしています。

スケッチ③

スケッチ③は、循環ポンプを使って小さな庭にもおもしろい流れを呼んでいます。

スケッチ④

スケッチ④はマンションのベランダ。

庭の設計をする時の留意点は、まず現状を良くみること。家に入って１階から、２階から、さらに外に出て、できるだけ離れて観ること。植えたいものや配置が見えてきます。思いついたことをメモ書きし、ご家族の意見も加えて、縮尺50分の１か１００分の１くらいの設計図にまとめていくとイメージに近づきます。

スケッチ⑤

スケッチ⑤のように、実際の庭に近い図を使うと、より現実的な作業になります。

【今月の園芸作業】
宿根草の株分けに適します。そろそろ春植え球根も植え始めましょう。

【お知らせ】
〈春の彩り〉
春の草花やハーブ類等が入荷し始めております。花壇や寄せ植えに、そんな春の彩りを楽しんでみませんか。お庭の困ったこと等もお気軽にご相談ください。

■アウトテリア民園
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☎0466‐26‐1061