【教室紹介】湘南アカデミア通信『鎌倉深掘り歴史講座』
湘南アカデミアは藤沢駅から徒歩3分のカルチャーセンターです。
絵画・手工芸・教養・俳句・音楽など様々なジャンルの教室があります!
今回ご紹介するのは伊藤 一美先生の「鎌倉深掘り歴史講座」です。
この講座では都市「鎌倉の日常」を確かな史料から探ります。
すると「鎌倉の歴史」は、「政争」「戦闘」の歴史ではなく、
「日常人の鎌倉」世界が明確に大きく見えてくるのです。
『新知見武士の都・鎌倉の謎を解く』(戎光祥出版)の行間
舞台裏に広がる具体的な歴史事実を詳細に講義いたします。
伊藤先生に講座について聞いてみました
Q1.講座の2回目・3回目の見どころ・聴きどころポイントを教えてください。
2回目は、参加したくなる「宴会」の話からです。地下から出土する中世人の「生活ごみ」から考えます。また京都に赴任した北条氏の「人との付き合い方」を知ることで、現代人も反省しなくては、と思うのは、私だけかしら?
3回めは、北条時政の後妻「牧の方」と会っていただきます。「悪女?」とんでもない。時政没後、貴族出身のネットワークは京都冷泉家に子女を嫁がせ、豊かな家族生活がありました。都と鎌倉をつなぐ彼女、良き女性を選んだ時政は幸せ者です。
Q2.大河ドラマの「見どころ」との関連はどこにあるのでしょう?
歴史的人物を個別的にはあまり語りません。時代の特色や町かどの事件簿、御家人の日常、御所に勤める女性たち、そして鎌倉に上ってくる御家人を手玉に取ってちゃっかり「実利」を得る「鎌倉住人」たちのしたたかさなど、テレビの背景を知ることができます。
Q3.「北条義時」が創ろうとしていた「鎌倉幕府観」を知ることはできますか?
「義時」特論はありませんが、鎌倉時代後半に都から来た公家女性「二条」と御内人(北条氏の直臣)飯沼資宗との出会いと別れから、北条氏の政治力を考えていきます。
Q4.伊藤一美講師の語る「鎌倉時代史」の特色はなんですか?
有名人の歴史よりは「日常の鎌倉人」に魅かれています。わたくしの長期講座『吾妻鏡をよむ』も第36期続いています。鎌倉時代は「武士と貴族・寺社」だけの世界ではありません。厳しい日常を「鎌倉中世人」は、したたかな「智慧」を駆使して生き抜いています。現代人の「智慧(恵)袋」がみつかるでしょう。
『鎌倉深掘り歴史講座』の詳細・お申込みはコチラ!
本講座につながる伊藤先生の本「新知見武士の都・鎌倉の謎を解く」は、
武士のみやこ「鎌倉」について、合戦・政争・地理・宗教・庶民の生活など多岐にわたる60のエピソードを紹介。
長年にわたって鎌倉の研究を進めてきた著者が現地調査や発掘成果などで得た最新の知見をもとに、鎌倉時代から戦国時代までの知られざる〝鎌倉のすがた〟をわかりやすく解説します。
湘南アカデミアの教室でもお買い求めいただけます。